山葡萄
◆さなづらとは
さなづらは秋田の方言で、山野に自生する「山葡萄」のことを言います。
山葡萄は古来より日本の山深い奥地、また山間部での里山で自生している自然の葡萄のことで、その昔から山深い山間地域では貴重なビタミン源として珍重され食されてきました。
通常の葡萄を大きく上回るポリフェノール、ビタミンCなどが多く含まれ、その昔から万病予防の食物として重宝されてきました。
◆山葡萄は、ポリフェノールたっぷりです
山葡萄やその抽出物には、カテキン、プロシアニジン、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールが大変豊富に含まれています。
果汁あるいは種や皮からの抽出物のポリフェノール含量は葡萄のそれらの数倍あります。
ポリフェノールには抗酸化性があり、健康の維持にプラスに働くことが良く知られ、疲労回復などに大変役立つとされています。
また、ポリフェノールが多く含まれているので、美容にも効果があるといわれております。
◆山葡萄は、生活習慣病の予防にも効果
ポリフェノールとは、光合成によってできた植物の色素のことです。
植物は、太陽の有害な紫外線を浴びて酸化しないようにポリフェノールを生成し、 防護服を着るかのように紫外線を防いでいます。
ポリフェノールにはビタミンCやビタミンEの数倍から数十倍もの抗酸化力があるといわれて おり、動脈硬化、糖尿病といった生活習慣病の予防に適しています。
◆健康維持にプラス
ポリフェノールには肥満や動脈硬化につながる脂質代謝異常を軽減する効果も見出しています。
さらに「ヤマブドウポリフェノール」は比較的低分子なため、消化管からの吸収も良いという特性もあります。
多くのポリフェノールを含む食品素材の中でも、山葡萄は、その含量と特性から高い健康機能性を持つと考えられます。
また、山ぶどうには鉄がたくさん含まれているので、貧血気味の方にも効果が期待できます。